公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

見て見ぬフリする日本社会

 見て見ぬフリする日本社会を象徴している。

  些細なことだと見て見ぬフリしているうちに、重大なことにまで向き合うことができなくなる。

  そうやって見過ごされている問題がいかに多いことか。

 大して事実関係の調査もせずに、訓告程度の処分で済ませ、辞職を受理するなどというのは、追及を逃れるために民間人となったとして雲隠れさせる、この内閣の常套手段だ。内部調査をする自浄作用が働かないのであれば、国政調査権等、あらゆる手段を駆使して事実解明しなくてはならない。

www.nhk.or.jp

 

 黒川氏が特殊な人物だっとは思えない。

 同じ様な取材手法が常態化しているに違いない。

 朝日、産経はもとより、とりわけ大手報道機関は、社内調査を行い公表せよ!そもそも国家公務員の接待は国家公務員倫理法で禁止されている。

 

同法第3条(職員が遵守すべき職務に係る倫理原則)
1 職員は、国民全体の奉仕者であり、国民の一部に対してのみの奉仕者ではないことを自覚し、職務上知り得た情報について国民の一部に対してのみ有利な取扱いをする等国民に対し不当な差別的取扱いをしてはならず、常に公正な職務の執行に当たらなければならない。
2 職員は、常に公私の別を明らかにし、いやしくもその職務や地位を自らや自らの属する組織のための私的利益のために用いてはならない。
3 職員は、法律により与えられた権限の行使に当たっては、当該権限の行使の対象となる者からの贈与等を受けること等の国民の疑惑や不信を招くような行為をしてはならない。

 

 公私混同し、私利私欲に溺れた人物が検察ナンバー2であったのだから、検察組織全体が腐敗しているであろうことは想像に難くない。

www.jiji.com

 
これほど特別扱いするというのは、
内閣は、余程、黒川氏に弱味を握られているのだろう。