公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

でたらめ会見、破滅的政治不信ここに極まれり

予防的に緊急事態宣言を出すことで、宣言としてのインパクトを失うことのないように、まん延防止等重点措置、なる段階を設けたのではなかったのか?
アナウンス効果を狙っているとしても、本音を言ってしまったら元の木阿弥。
予防的措置であるということは、まだ緊急事態ではないということになってしまう。
最後の切り札である宣言を発出する前にやれることもほとんどやっていない。
「まん防」もアナウンス効果でしかない。
結局、五輪開催のために、五輪を特別扱いしていないとのアリバイ作りのために、骨抜きの対策しかしたくはないのである。
本当にやらなければいけないことや、本当におかれた状況は、政府の言葉を額面通りに受け取るわけにはいかない、と多くの国民は見透かしている。
政府に踊らされたくはない、とも思っている。
政治不信の極み。
確かに、これまでの基準に当て嵌めれば緊急事態ではない。
しかし、この感染状況で、準備不足の五輪を開催するということが、まさに緊急事態なのである。
だが、このような宣言発出は法の趣旨に反している。
本来であれば五輪特措法を作るレベルで国民の理解を得なければならないような事態である。