公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

コロナ報道の謎

昨日の東京都のコロナ重症者数は、東京基準だと18人、国基準だと492人。 東京都は、独自基準と国基準を並記して発表している。 にもかかわらず、未だにほとんどのメディアが、東京都のみ独自基準を採用し、他の自治体は国基準で、これらを同列に並べて報道し…

実態把握なき政策の不合理

リスクの歩留まりを見極めるための判断材料を得ることなく、状況に流されているだけのように見えてならない。 感染拡大したとしても、適切なトリアージができていれば体制を維持できる。 いまだに検査体制が脆弱だから、個人レベルも社会レベルも状況を正確…

見透かされる利己

「他人のため」は「自分のため」などというのは、結局は自分本位、利己でしかない 国益のための国際協力、といった見返りを見越した支援など、不純な動機は見透かされている 拠って立つ、哲学、世界観、理念がものをいう

実態の把握に努めよ

医療体制の逼迫に直結するから重症者数は重要ではあるが、いったん増え始めてからでは手遅れだ重症者割合が低い段階で、逼迫しないように備えるためには、一歩手前の中等症患者数に着目するべきだ

楽観してはならない

重症化率が高ければ、致死率、後遺症が残る率も高いことは容易に想像できる重症化率が低いというだけでは、致死率が低くとも、どんな後遺症がどの程度ありうるのかは未知数後遺症はQOLを低下させる