公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

職種間差別が生む当事者意識の欠如

命に係わるリスクを冒してまで経済を優先するなどというのは血迷っている。 しかし、いざ命の危機にさらされれば医療に縋るしかないのに、そうした医療体制を維持してくれている現場の医療関係者の悲鳴が世間に響かない不幸は、日頃から医者は特権階級と見做…

解けない問いを立てる誤魔化し

www.fnn.jp 「疑わしきは被告人の利益に」「疑わしきは罰せず」とでも言うのか? 何を戯けたことを、この期に及んで言っているのだろうか。 エビデンスがなければ科学的な結論は出せないが、可能性を否定することもできない。 しかし、何をもって何を論じる…

会食を強いる公私混同

食事とは、本来、極めてプライベイトな営みである。 誰と会食しようが、何を食べようが、個人の自由であるはずが、仕事としての会食などと、公私混同が当たり前になっていることをこの機に見直すべきではなかろうか。 会食は、付き合いやコミュニケーション…

マスク信仰の過信

www.tokyo-np.co.jp マスク信仰は危険だ 気休め程度の簡易マスクが溢れている 大きな飛沫は防げても、エアロゾルの大部分はダダ漏れ フェイスガードやパーテーションと大差ない 多くの手作りマスク、簡易マスクは漏れ率100% 本当にマスクで感染予防をしよう…

GoToキャンペーンに見るパブリックの暴走

オンライン対応していない店舗にとっては、客を取られるばかり オンライン対応するための支援があるわけでもなく オンライン対応をしている店舗を優遇することに正当性はあるのか? 個人がどんな生活を送ろうと、どの程度のIT化を望もうと、公共に押し付けら…

行政の現金バラマキは責任放棄、敵前逃亡

行政の現金バラマキはその分でやれるはずの政策を放棄するに等しい 非常時にあっては、むしろ平時にも増して公共政策の役割は増大しているのに 現金を戻すから自力でどうにかしてくれ、というのでは、責任放棄、敵前逃亡 まして一律給付では所得の再分配にも…

政治行政の私物化

www3.nhk.or.jp 公私混同甚だしい。 そもそも、住民投票の結果に市長としての進退を賭けること自体がおこがましく、公私を混同している。 選挙というものは一公約だけのために選ばれているわけではない。とりわけ首長は公約だけに取り組めばいいというもので…