公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

解けない問いを立てる誤魔化し

 
「疑わしきは被告人の利益に」「疑わしきは罰せず」とでも言うのか?
 何を戯けたことを、この期に及んで言っているのだろうか。
 エビデンスがなければ科学的な結論は出せないが、可能性を否定することもできない。
 しかし、何をもって何を論じるのかは、問題の立て方次第で言いうることも変わってくる。
 どんなエビデンスがあればどんな判断ができると言うのか?
 解けない問いを立て、解けない言い訳にしているようなのは、解く気がないに等しく、政策判断能力が無いに等しい。
 予防施策を講じなければならない時に、悪化するかどうかの社会実験をして、その結果を待っていたのでは手遅れになる。