会食を強いる公私混同
食事とは、本来、極めてプライベイトな営みである。
誰と会食しようが、何を食べようが、個人の自由であるはずが、仕事としての会食などと、公私混同が当たり前になっていることをこの機に見直すべきではなかろうか。
会食は、付き合いやコミュニケーションの手段としていい面もあるが、権力を持つ側は相手への押し付けにならないような配慮を常に意識するべきで、命に係わる感染リスクがあるのに、そうした不安を抱えながらもリスクを冒すことを強いられるような関係は、平時にあっても暴力的な権力関係にあるのである。
暴力的な権力関係は是正するべきで、これを前提に、避けられないこととするべきではない。