公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

2023-01-01から1年間の記事一覧

国立市議会の怠慢、機能不全、茶番

15日の本会議で、興味深い遣り取りがありました。 動画9:52~ 香西議員:「プロジェクトに関して、協定を結んでから始まったことだとの認識なんですけども、協定から明確に外れているのではないのか、という厳しい指摘や、実態を問う、もしくは意見として述…

二小樹木移植市民団体の責任能力

15日の陳情採決時の討論で、この市民団体は適切な保険に入っていることを当局は確認しているのか?との疑問を呈した議員がいた。 動画16:11 これは市民団体の責任能力に関わる重大な点だ。 しかし議員であるなら事実関係を確認した上で採決に臨むべきである…

国立市議会の無責任(二小樹木移植問題)

youtu.be 一昨日、国立市議会は「二小樹木の無責任な移植プロジェクトの中止と危険な仮置き樹木の撤去を求める陳情 」を全会一致で不採択とした。 多くの議員が採決前に意見を述べた。 反対理由として、やり始めてしまったことを中止するには無理がある、と…

国立2小仮置き樹木の明らかになった危険性

9月6日の陳情審査で明らかになった下記のことからは、安全性が担保されていないことが結論づけられる。なのに、どうして、こんな危険な状態を放置できるのか?国立市当局、議会の責任が問われている。・仮置き場の地盤の安定(空洞の有無や強度)は確認して…

根鉢寸法基準についての疑義

根鉢寸法基準についての疑義(二小保護者有志作成)PDFhttps://drive.google.com/file/d/1JlHSqSoXL9jAXOCW9oMOq82J0qVVOEQM/view?usp=sharing

市内造園業者の指摘についての疑義

市内造園業者の指摘についての疑義(二小保護者有志作成)PDFhttps://drive.google.com/file/d/1ucb_qLwXLAr_hnAsHMiBPzoK-h2PXIZq/view?usp=drive_link

国立市法務担当の詭弁(二小樹木移植問題)

9月6日の総務文教委員会で、国立市の法務担当は、国立市の公有財産台帳に立木の登録が一つもないことを正当化した。営利目的で保有しているのではないから、と言うのが理由だが、ならば他の公有財産、土地や建物、備品などは営利目的で保有しているのか?な…

事実の歪曲、情緒的正当化、思い込み、誤認識、支離滅裂(上村市議)

事実の歪曲、情緒的正当化、思い込み、誤認識、支離滅裂二小樹木移植中止陳情上村議員質疑部分と討論PDF 質疑部分動画(31:00~)へのリンク討論部分動画(1:45:53~)へのリンク ・計画性の無さが一番の問題であり、計画の事前チェック(特に業者選定の妥当…

二小樹木移植中止陳情矢部議員当局質疑部分

曲解と歪曲のオンパレード。 二小樹木移植中止陳情矢部議員当局質疑部分.pdf - Google ドライブ ・市民団体であろうが個人であろうが、公共の物を勝手に改変したり処分する権利などない。行政は民間に丸投げしてはならない。 ・二小樹木移植は、公共用地の中…

二小樹木仮移植の安全性に担保なし!

陳情審査終盤、採決前の討論において、議長でもある委員の髙柳議員から意味深な発言があった。 「答弁の中に、現地の地盤の確認ということで、本当に勇気を持って、専門家の立場から、お考えを述べて下さった職員がおられました。今こそ国立市役所全体の英知…

市民感覚なき国立市議会

こんな巨大な物体が、道路の真横に置かれていたら、恐ろしくて横を通れない、というのが普通の感覚である。 恐くないように目隠しされていることに、そうやって知らず知らずにリスクに晒されていることに、むしろ怒りを感じる方が真っ当だ。 そうした市民感…

行政の失態は議員の責任でもある

昨日の陳情審査を聞いた方にはお分かりだろうが、国立市議会の連中がやっているのは、ただ、陳情で指摘されたことを確認し、大丈夫と答弁したのだからその責任は行政が持てよ、といった程度のやりとりでしかない。 事実関係を究明し、問題を明らかにし、問題…

国立市議会における陳情審査のまやかし

陳情者への質疑を一切せず、本人を前に趣旨説明を恣意的に解釈し、行政当局と結託して自分たちに都合のいい絵を描き既成事実化する。 砂上の楼閣。 卑怯極まりない。 youtu.be <趣旨説明> 二小樹木の無責任な移植プロジェクトの中止と危険な仮置き樹木の撤…

国立第二小学校移植樹木仮置き場の土留め擁壁に亀裂10本!!

明るいところでも見てきました。仮置きされている東側擁壁に、少なくとも10本の亀裂を確認しました。 仮囲い鋼板のすぐ内側には巨木が何本も仮置き(植わっていない)されている 移植樹木仮置きの真横を人が行きかっている 移植樹木仮置き周辺の土留め擁壁の…

国立2小樹木移植仮置き場横の擁壁の危険性

国立二小の樹木移植仮置き場の土留めのコンクリート擁壁を見てきました。 擁壁には腐食痕が見られ、何本もの亀裂も確認できました。 学校の敷地は嵩上げされているのがストリートビューの2022年12月時点の写真からわかります。 コンクリートは劣化します。 …

二小樹木の無責任な移植プロジェクトの中止と危険な仮置き樹木の撤去を求める陳情

昨日の近隣説明会では、教育委員会も市民団体も、危惧する保護者らの声に対し感覚的、情緒的な説明ばかり。子どもたちが通っている学校を実験場にするな!即刻撤去してほしい!と言った声がいくつも聞こえてきました。それらを踏まえ、声を挙げる必要を痛感…

文教都市国立市の公有財産台帳に立木ゼロ!

国立第二小の改築工事に際して、市が市民団体と水面下で協定を結び、樹木の処分を丸投げしている問題に関しては、多くの疑義が噴出しています。 そもそも、こうした一部の市民団体と市行政との癒着は、市民協働のルールを定めた「NPO等と国立市による協働推…

問題志向型アプローチ

問題に向き合うことをネガティブに捉える風潮がある。 「あらさがし」という表現には、存在を否定し貶めるような意味合いがありそうだから、反感を感じるのに違いない。 「粗:①魚などの肉のよい部分を除いた残りの骨や頭。②米のぬか。また、もみ。③人の言動…

リンク切れ続出の国立市 危機管理の無さ

昨日、国立市のホームページが突然リニューアルされた。(事前の周知はあったのだろうか?) 新着情報の中に紛れて「市ホームページをリニューアルしました」とだけあり、クリックするとその先の記載の中に「トップページ以外ページのURLが変更となっていま…

国立市議会の陳情軽視

国立市議会の事務局職員から、陳情者の発言は法的に認められたものではなく、発言を許してさせてあげてるだけだから、発言できるだけ恵まれているんですよ、と言われた陳情者がいるらしい。 日本国憲法第16条には請願権の規定があり、国立市議会の会議規則に…

「市民協働」という名の公共の私物化

www.city.kunitachi.tokyo.jp 二小でやってることは所期の目的から逸脱し、本質を失っている。まるで教育的ではない。 木を残したかったのは、元の姿で残したかったはずだ。手足を捥ぎ取り、単に延命したところで、人間都合の自己満足、エゴでしかない。こん…

日本のガラパゴス

国立市議会は市民から見放されている。 議会の議論に関心のある市民はほとんどいない。 だから、議事録の利便性が都内最低レベルであっても長年放置されてきた。(未だに放置されている。) 関心を持った市民が傍聴しに来ても、あまりに頓珍漢で、内容の無い…

利己的でしかない日本の難民政策

生まれた国に縛られる国籍制度。 厳然たる不平等。 不平等は争いを生む。 他人の不幸をよそに恵まれた立場に胡坐を掻いていれば、恵まれない立場からの反感を買うのは当然。 難民の受け入れはお互い様。 受け入れていなければ、逆にこちらが受け入れてもらい…

国立二小樹木移植騒動における無責任

国立市立国立第二小学校で起きている樹木をめぐる騒動に関し議会陳情が出されている。陳情本文 国立第二小学校改築に伴う樹木の移植・育成に関する協定書 そもそも、市当局が、このような公有財産の扱いに関わる協定を、水面下で一部市民の集まりに過ぎない…

民主主義の退廃

見て見ぬフリする以前に、見えてすらいない。 目を逸らす以前に、見る力すらない。 言われて気が付けばまだしも、説明されても理解できない。 確かに、気が付いていなかったことを理解すること、これまでの理解を改めること、はそれなりに難しい。 しかし、…

無計画な学校樹木の移植は美談か?

motion-gallery.net 美談などではなく、公共政策として異常としか思えない。 クラウドファンディングで費用を捻出するとしても、行政が一部の市民グループとの協議でこんなことを許可してしまい、後で無駄になったらどうするのか? そもそも、こんな形で残す…

市民社会の荒廃

現代の日本社会においては、国立市のように投票箱の鍵の封印を怠るような、やるべきことを怠って、不正が入り込んでいてもおかしくない杜撰な選挙管理をしていない限り、候補者の選挙運動における不正はありえても、選挙管理上の不正はやりようがない(やっ…

日本の自国棚上げ対ロ制裁

news.yahoo.co.jp 「対ロ制裁」が聞いて呆れる。 日本への影響が大きい品目は対象外にしたとして、結果的に2022年の対ロ水産物輸入額は過去最高。 全品目でも1.3兆円の輸入超過で、前年比の伸び率は98%増!。 https://www.customs.go.jp/.../trade-st/2022/…

壊れている国立市の議会制民主主義

選挙戦においても繰り返しお話ししていましたが、国立市の議会制民主主義は壊れています。民主主義の必要条件を欠いています。知る権利が保障されていることは民主主義の大前提です。確かに、国立市議会のほぼ全ての会議は公開されていますし、会議録も作成…