公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

「市民協働」という名の公共の私物化

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二小でやってることは所期の目的から逸脱し、本質を失っている。まるで教育的ではない。

木を残したかったのは、元の姿で残したかったはずだ。手足を捥ぎ取り、単に延命したところで、人間都合の自己満足、エゴでしかない。こんなことが自然を守るということであるはずがない。木の尊厳、命の尊厳を踏み躙っている。
 温暖化対策のためには、木材利用を促進し、苗木を植え新しい木を育てることの方が余程炭素固定になる。
市民協働ということを履き違えている。水面下で特定の市民と利害関係を持つのは癒着でしかない。公共の私物化。市民協働というのは公明正大に行われ、誰しもが参加できなければならない。
 
ここに市民協働の原則がちゃんと書かれている。
<協働のルール>
協働に参画できる機会を平等に有する。互いの特性や自主性を尊重し、信頼し合い、対等な関係を持つ。まちの課題や目標を常に共に確認し、共有する。互いの特性に応じた役割と責任を明確にし、分担する。 協働のあらゆる段階において情報を公開し、また発信する。 評価、見直しを行う。
 国立2小の樹木移植騒動は、ことごとくこれらを逸脱していることが、先日の陳情審査で明らかとなった。
 
水面下でやるから正常な判断ができているのかいないのか、客観視できなくなるのである。