公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

物欲

格差を生む不当な搾取は是正するべきだが、日本で言う貧困層は、グローバルスタンダードに照らせばほぼ貧困に当たらない。世界銀行の設定している国際貧困ラインは1人1日あたり1.98ドル。私の経験上、2007年当時、ウズベキスタンの僻地のホームステイ先では…

アノミーと自堕落

公共の肥大化はまるで際限がないアノミー化し、欲望のコントロールを失っている足るを知る、我慢は美徳、はいずこへ持続可能社会を目指すのであれば、欲望のためではなく、欲望をコントロールするために費用を掛けるべきである欲にも、自堕落な欲と、健全さ…

ポピュリズムは独裁を生む

鶴の一声に期待するのは、独裁者に魂を売るに等しい劇薬には副作用が伴う合意形成のための地道な作業を端折ってはならない手段は選ばなくてはならない

あじわい

私は、食べ物をマズイと思うことがほとんどない吐き気がすれば防衛本能に従うが、食べられる物は、それ自体の味を味わって食べるマズイから食べない、ということはほぼない贅沢はしたくない、という思いは常にあるマズイから食べない、というのは、ウマイ物…

議員活動で広告収入を得ることの問題

議員ユーチューバーなるものが、広告収入を得ることには政治倫理上の問題がある。公人である議員は、有権者に対して説明責任がある。有権者には知る権利がある。議員は、あらゆる手段を駆使して広報活動をするべきだ。しかし、その広報物に広告をのせ、広告…

N国党首の公権力私物化

公党の代表によるこのような言論機関への実力行使、威圧行為は、言論弾圧に他ならない明らかに公権力の私物化だN国党・立花氏 MX「5時に夢中!」突撃 マツコはパニックで降板かhttps://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1507980/

究極的な公私混同

議員の公私混同がしばしば問題となるが、官邸に個人的な報告に行った上そこで会見を開くだとか、婚姻届けに事務所スタッフを使うだとか、公私混同甚だしい。小泉進次郎氏と滝川クリステルは外出せず スタッフが婚姻届を提出https://news.livedoor.com/articl…

芸術祭実行委員会の独立性

芸術祭の実行委員会トップが知事などの行政トップの充て職となっているのはグローバルスタンダードなのか?芸術に力があるのであれば、その責任は作者が負うのでなければならない第三者の庇護の下であれば、それによって恣意的に自由を奪われかねない芸術を…

表現の自由

https://abematimes.com/posts/7013626河村市長の公私混同発言、事後的政治介入は言語道断メッセージ性のない芸術などありえないメッセージ性が強ければ暴力性を帯びる暴力性があっても、その表現形態が芸術であれば表現の自由の範疇である実害が生じること…

民主主義の形骸化ー選挙が軽んじられている

参院選、投票率は48.80% 共同通信https://this.kiji.is/525753507921396833投票率ばかりが強調されると余計に行かなくなるものなのかもしれない投票自体は選択肢から選ぶだけなので極めて受け身な行為お祭り騒ぎに巻き込まれたくない、という心理もあるかも…

所得制限批判の矛盾

ほとんどの福祉施策には所得制限がある。子ども施策は、どの親元に生まれたのか等の境遇に関係なく、すべての子どもを対象にするべきだ。しかし、財源には限りがある。成人の場合、すべての国民を対象するのではなく、自助の難しい低所得者を優先している施…