公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ヤングケアラー言説に見るステレオタイプ

「ヤングケアラー問題」というように、概念を定義して問題を顕在化させることには意味があるが、問題として捉える際にはステレオタイプを排すべきだ。 何にしろ、ケアラーのケアなど、サポート体制の充実は多いに越したことはないが、「普通の子どもは」とか…

スケープゴートにされた「ハンコ」

www.fnn.jp 河野大臣が言う「ハンコがいらなくなれば次の段階として、書面やファックスをやめたい」というのは順序が逆なのではなかろうか? 決裁印は決裁の漏れがないようにあるのであって、サインやハンコを代替する電子決裁のシステムがないのに、ハンコ…

欲に溺れ、欲が麻痺し、欲が蝕む欲に振り回され、自らの欲が自らを滅ぼす欲を自覚し、欲をコントロールできるようになる必要がある

緊縮政策を選択できない脆弱社会

死者の多寡に関わらず、命を賭してまで、経済振興をしなければならないはずはない(本末転倒)。 本来であれば、感染症対策としても、落ち込んだ経済対策としても、緊縮政策をとるのが真っ当な政治なのではないか。支出を落とし、耐え忍ぶことが、理に適って…

欲望に苛まれている

資本主義社会は欲望を原動力にしている →欲望が推奨される →欲望をコントロールできなくなる →欲望を我慢できなくなる →欲望が必需になる →欲望から逃れられない

公共の役目

自助→共助→公助 +絆???公共は、自助・共助を求めるのではなく、自助・共助をサポートすることにこそ重きを置くべきである

独裁に集る政権私物化の共犯者

「アベ政治を許さない!」といった好戦的なスローガンは、個人を標的にして個人を全否定するイジメのようで、生産的ではない。 独裁国家ではないし、宗教指導者でもないのだから、安倍政権のすべての問題が安倍総理個人に由来する問題であるはずはない。 総…

市民のための政治の不在

与党は、与党であることが広い支持を集める。 民主系野党が不甲斐ないのは、労組頼みだから。 労組は組織の論理が優先するから市民の支持を得られない。 市民の多くはノンポリで、半数近くが選挙すら行かない。 市民が、市民の手で、市民のための議員を創り…

受動喫煙は人権侵害

news.yahoo.co.jp これまでの習慣だったのだろうが、これまでにしても、議員会館の自室内で何の罪の意識もなく平気で喫煙していたこと自体が問題だ。 議員会館には秘書が常駐しているだろうし、役人や来客の出入りも多いはずである。議員会館は議員活動のた…