公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

国を亡ぼす能天気

www.youtube.com 未だに旅行は感染拡大の主要な要因ではない(「主要な」といちいち付け加えることで姑息なアリバイ作りをしている)と強弁し続けているような正常性バイアスに侵された認識の甘さが、従来からの菅政権の姿勢なのであって、これを正さない限…

コロナ感染国会議員の不適切対応

news.yahoo.co.jp news.yahoo.co.jp 当初から、コロナが疑われているのにPCR検査を断ったり、容体が悪くなった状態でPCRを受けに行くために秘書に運転させるなど、極めて不適切な対応が散見される。 秘書を私物化。秘書は無事か?

時限立法で万全を期せ

細かい検討をしている余裕がないのであるから、恒久法である新型インフルエンザ等対策特別措置法を恕作さ紛れでいい加減に改正するのではなく、新型コロナ対策に必要なことに特化した時限立法とすることで急場を凌ぐべきだ

社会を堕落させる政治家の詭弁、自己正当化

www.yomiuri.co.jp 別に、政治家のために感染症対策をするわけでもないが、個々人の努力だけではなく、社会全体の公衆衛生が改善しなければ収束しない。 身勝手な人間が感染を広げ続ければ、医療資源を食いつぶし、社会機能が破綻する。 社会を守るために個…

任に堪えず国益を害する首相

www.sankei.com 謝罪も、感謝も、お願いも、現状認識も、ことごとく腑抜け。 とてもじゃないが、未曽有のコロナ危機に対応しきれまい。 全てにおいて根拠があいまいで説得力がない。 心がこもっていない。 心ここにあらず。 本心で、本気で、心から発信しよ…

リーダーの堕落が招く社会の退廃

bunshun.jp 会合するな、と言われているわけではない。 家庭生活を共にしている者以外とは「会食」をするな、ということである。 マスクをしない会話が危険なのである。 食べる時は喋らず、喋るときをはマスクをする、口を覆う、などという器用なことが徹底…

総理大臣の器に疑問

www.jiji.com 何を悠長なことを言っているのか 今必要なのだから、今すぐ臨時国会を召集しろ! 年末年始を挟んで国会を開くくらいの危機対応で国民に範を示せ! 思うに、この人は物事の理解力、とりわけ科学的な思考力に乏しいのではなかろうか? 置かれた状…

無為無策、無気力、死に体政権

また、何の反省もなく、同じ轍を踏んでいる。 むしろ、悪化、もしくは逆行している(感染拡大を抑止せず、促進している)。 外出自粛を呼びかけながら、時短要請だけで休業要請はしない”生殺し”。 さらに、今回は、この期に及んでも、旅行が感染拡大のエビデ…

大雪高速道路上、最大52時間車中缶詰の悲劇

www.fnn.jp 立往生させられた利用客へのNEXCOの対応があまりに酷い。 最大52時間もの車中での缶詰。 なぜ目途が立たないとなった時点で、車中の人々を近隣のサービスエリアや宿泊施設に移動させ、そこで待機してもらい、脱出できた車両はNEXCOの社員等が運…

社会を歪めるGoToキャンペーン

そもそも、GoToキャンペーンのような「消費して支援」などというのは、札束で頬を叩くような卑しさがある。 施しには見返りを求めてはならない。 見返りのある施しは施しではない。 施しではないのに、施しであるかに振る舞うことで、乞う乞われるといった権…

コロナ禍の火事場泥棒

この期に及んでもまだ二兎を追う気か。 家が燃えている最中に家の欠陥を補う工事をする。 そんな人間離れしたことができるのか?やれるなら、やるに越したことはないが。 目の前の問題にすら対処できていないのに、予定していなかったことまで追加でできるの…

職種間差別が生む当事者意識の欠如

命に係わるリスクを冒してまで経済を優先するなどというのは血迷っている。 しかし、いざ命の危機にさらされれば医療に縋るしかないのに、そうした医療体制を維持してくれている現場の医療関係者の悲鳴が世間に響かない不幸は、日頃から医者は特権階級と見做…

解けない問いを立てる誤魔化し

www.fnn.jp 「疑わしきは被告人の利益に」「疑わしきは罰せず」とでも言うのか? 何を戯けたことを、この期に及んで言っているのだろうか。 エビデンスがなければ科学的な結論は出せないが、可能性を否定することもできない。 しかし、何をもって何を論じる…

会食を強いる公私混同

食事とは、本来、極めてプライベイトな営みである。 誰と会食しようが、何を食べようが、個人の自由であるはずが、仕事としての会食などと、公私混同が当たり前になっていることをこの機に見直すべきではなかろうか。 会食は、付き合いやコミュニケーション…

マスク信仰の過信

www.tokyo-np.co.jp マスク信仰は危険だ 気休め程度の簡易マスクが溢れている 大きな飛沫は防げても、エアロゾルの大部分はダダ漏れ フェイスガードやパーテーションと大差ない 多くの手作りマスク、簡易マスクは漏れ率100% 本当にマスクで感染予防をしよう…

GoToキャンペーンに見るパブリックの暴走

オンライン対応していない店舗にとっては、客を取られるばかり オンライン対応するための支援があるわけでもなく オンライン対応をしている店舗を優遇することに正当性はあるのか? 個人がどんな生活を送ろうと、どの程度のIT化を望もうと、公共に押し付けら…

行政の現金バラマキは責任放棄、敵前逃亡

行政の現金バラマキはその分でやれるはずの政策を放棄するに等しい 非常時にあっては、むしろ平時にも増して公共政策の役割は増大しているのに 現金を戻すから自力でどうにかしてくれ、というのでは、責任放棄、敵前逃亡 まして一律給付では所得の再分配にも…

政治行政の私物化

www3.nhk.or.jp 公私混同甚だしい。 そもそも、住民投票の結果に市長としての進退を賭けること自体がおこがましく、公私を混同している。 選挙というものは一公約だけのために選ばれているわけではない。とりわけ首長は公約だけに取り組めばいいというもので…

公権力の私物化

www.tokyo-np.co.jp 国民の反応を試してでもいるのだろうか? 公権力の私物化事例を積み上げ既成事実化しようとしているのだろうか? 公務中に殉職したというのであればまだしも、元総理ではあっても議員を引退し、完全に一般人となった者の葬儀のために、国…

軍事と民間の線引き

www.daily.co.jp 軍事研究は機密情報となるのであるから、学問研究の自由はない。 一方、学術研究の成果をどう利用するかは利用する側の問題である。 条件なしで助成するだけというのであれば(それが徹底できるのであれば)いいが、そもそも、憲法で軍事を…

弱者を切り捨てる足立区議の暴言

www.buzzfeed.com 同性パートナーシップ制度を条例化しなければならないのは、日本の現行法制が同性婚を認めていないからで、性的マイノリティは現行制度から排除され迫害されている。 現行制度の欠陥を補うための制度を設けようという議論であるのに、この…

新型コロナ国内最大死亡者数(単純計算)

新型コロナの日本全体の死亡率(9月31日時点の陽性者総数83010人に占める死亡者総数1564人の割合)は1.88%。 死亡に至りやすさは個人差があるが、誰もが感染しうるのだから、もし日本人約1億2596万人すべてが感染したとしたら、約237万人が死亡するというこ…

ヤングケアラー言説に見るステレオタイプ

「ヤングケアラー問題」というように、概念を定義して問題を顕在化させることには意味があるが、問題として捉える際にはステレオタイプを排すべきだ。 何にしろ、ケアラーのケアなど、サポート体制の充実は多いに越したことはないが、「普通の子どもは」とか…

スケープゴートにされた「ハンコ」

www.fnn.jp 河野大臣が言う「ハンコがいらなくなれば次の段階として、書面やファックスをやめたい」というのは順序が逆なのではなかろうか? 決裁印は決裁の漏れがないようにあるのであって、サインやハンコを代替する電子決裁のシステムがないのに、ハンコ…

欲に溺れ、欲が麻痺し、欲が蝕む欲に振り回され、自らの欲が自らを滅ぼす欲を自覚し、欲をコントロールできるようになる必要がある

緊縮政策を選択できない脆弱社会

死者の多寡に関わらず、命を賭してまで、経済振興をしなければならないはずはない(本末転倒)。 本来であれば、感染症対策としても、落ち込んだ経済対策としても、緊縮政策をとるのが真っ当な政治なのではないか。支出を落とし、耐え忍ぶことが、理に適って…

欲望に苛まれている

資本主義社会は欲望を原動力にしている →欲望が推奨される →欲望をコントロールできなくなる →欲望を我慢できなくなる →欲望が必需になる →欲望から逃れられない

公共の役目

自助→共助→公助 +絆???公共は、自助・共助を求めるのではなく、自助・共助をサポートすることにこそ重きを置くべきである

独裁に集る政権私物化の共犯者

「アベ政治を許さない!」といった好戦的なスローガンは、個人を標的にして個人を全否定するイジメのようで、生産的ではない。 独裁国家ではないし、宗教指導者でもないのだから、安倍政権のすべての問題が安倍総理個人に由来する問題であるはずはない。 総…

市民のための政治の不在

与党は、与党であることが広い支持を集める。 民主系野党が不甲斐ないのは、労組頼みだから。 労組は組織の論理が優先するから市民の支持を得られない。 市民の多くはノンポリで、半数近くが選挙すら行かない。 市民が、市民の手で、市民のための議員を創り…