公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

コロナ禍の火事場泥棒

この期に及んでもまだ二兎を追う気か。
家が燃えている最中に家の欠陥を補う工事をする。
そんな人間離れしたことができるのか?やれるなら、やるに越したことはないが。
目の前の問題にすら対処できていないのに、予定していなかったことまで追加でできるのか?
大部分は目の前の切迫した問題に対処するための追加施策(感染症対策や生活保障)ではなく、今でなくてはならないわけでもない経済政策。
それら大部分は感染症対策に逆行する。
年度予算は年度内に使い切るのが原則。
将来の役に立つことであっても、それを今やるべきなのか、やっていいのか、やれるのか、無駄にならないのか、、、。
予算を有効に活用するためには、それなりの時間が必要であり、場当たり的に莫大な予算を投じれば、莫大な無駄が生じるのは必至だ。
逆行することを敢えてやり、経済を膨らませ、一部の要領の良い者ばかりが儲け、格差は拡大する。
そのつけは誰が払うのか?
どさくさ紛れの火事場泥棒にしか見えない。