公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

闇雲な経済対策108兆円!

 ワクチンが開発されない限り、集団免疫状態になるまで感染者数は増えざるを得ない。

 そもそも、限定的に検査をしている日本の新型コロナ対策においては、新規陽性判明者数の推移などほとんど意味がない。これが減ってきても、市中の既感染率が低ければ、自粛を緩めた途端にまた増加に転じる。自粛よる減少と自粛解除による増加を繰り返して集団免疫に近づいていくのだろうが、早々に、抗体検査等の疫学調査を実施し、集団免疫状態に至るのにどれくらいかかるのか見通しを付けるべきだ。

 事業規模108兆円の緊急経済対策には『新型コロナ終息後の「V字回復フェイズ」』の経済対策も含まれるそうだが、果たして年度内に終息するのかどうか?終息していないのに経済を活性化するなどというのは支離滅裂。『感染防止対策と医療提供体制など「緊急支援フェイズ」』と、社会・経済を抑制するための、抑制下における社会・経済基盤の延命措置に注力するべきだ。

政府 新型コロナ感染症で緊急経済対策を決定 108兆円は過去最高 治療薬・ワクチンの開発促進 https://www.mixonline.jp:443/Default.aspx?tabid=55&artid=69077&fbclid=IwAR1pKT02E2yQ77ZT2q6neFPUwEfCwYjX8dlGd13WwFV3GuAUpnfETuu-OBg