公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

国立市選挙管理崩壊のミステリー

国立市が選挙管理を10年以上に渡って怠っていた問題で、最大のミステリーはこちらです。 https://sakainobutaka.hatenablog.com/entry/2023/01/20/222114 南京錠の「施錠漏れの場合、選挙無効となる恐れもあります」とまで明記しながら、南京錠の鍵の管理…

PFOS汚染 被害拡大を放置する行政の無責任

www.jetro.go.jp 記事には、米国環境保護庁は、これまで水道水1リットルの含有量はPFOA・PFOS合算で70ナノグラム以下を安全基準としてきたが、PFOSは0.02ナノグラム、PFOAは0.004ナノグラムに変更。その理由を「最新の科学的見地を踏まえ、生涯にわたって摂…

言葉先行を認めるスローガンを根拠とする国立市の公共事業の杜撰さ

国立市教育委員会は、国立第二小学校改築事業の巨大な階層スロープの第一義的な目的は、フルインクルーシブ教育のためだ、と説明している。 一方、昨年8月31日の本会議答弁で国立市の教育長は「フルインクルーシブという理念を推進するに当たって、これは国…

国立第二小改築事業実施設計の瑕疵

国立第二小学校改築事業に設置予定の巨大な階層スロープは、火災発生時には防火スクリーンシャッターによって四方が囲われ竪穴区画となる。進入口も塞がれる。メーカーサイトには「災害弱者にやさしい」とあり、画像検索すると車椅子でも進入可能とされてい…

東京多摩地区の地下水汚染で懸念される農産物への影響

www.tokyo-np.co.jp 下記は東京都水道局による有機フッ素化合物検出状況です。https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/files/items/31227/File/tama_pfcs_R4Q3.pdf下記は各国の目標値https://www.waterworks.metro.tokyo.lg.jp/files/items/36023/File/da…

国立第二小学校改築事業に設計VEの導入を求める陳情

本日、国立市議会に陳情書を出してきました。 drive.google.com VEとはバリューエンジニアリングの略で、費用対効果を最大化するために検証・検討・提案する専門的な手法です。 ここでいう価値とは機能とコストの関係のことで、同じコストで高い機能が得られ…

国立第二小学校建て替え事業の杜撰さ

国立第二小の建て替え事業は、インクルーシブ教育を大前提としながら、基本構想(国立市ではマスタープランと言っている)段階から多様な主体と共に進めることなく、実施設計の終盤になって当事者団体から階層スロープ設置の要望が出された。この段階でそれ…

開票管理者と選挙長の責任

開票管理者には投票の効力を決定する権限がある(公選法67条) 昨年7月の選挙で国立市の開票管理者だった国立市選管委員長は、選挙無効レベルの事務の瑕疵を指摘されながら、投票の効力を決定した。 この判断に問題はなかったのか?参議院選の選挙長(比例…

沈黙する国立市選挙管理委員会

国立市選管委員の4人に問題があるのか、事務局に問題があるのか。 前回の会議では陳情タイトルの読み上げのみ。今回は「2月3日に継続審査がありさらに継続審査となっているが、事務局でまとめきれていないので後日お知らせする」と事務局長が述べたのみで…

国立市学校建て替え事業の不思議

国立市政には不可解なことが多い。 変だな、と思って調べていくと、他自治体では当たり前なことが抜け落ちていたり、時代遅れになっていたり、常軌を逸していたり。合意形成の過程が曖昧なこともしばしば。 2018年から検討が始まった国立第二小学校の建て替…

崩壊していた国立市の選挙事務

www.youtube.com 「南京錠の施錠漏れ」より、南京錠の鍵を封印せずに管理していたことの方が圧倒的に重大な瑕疵だと未だに理解できていない市当局。南京錠の施錠漏れが選挙無効になる可能性があるのであれば、鍵の封印に異状が見つかれば同様に重大事案とな…