国立第二小学校改築事業に設計VEの導入を求める陳情
本日、国立市議会に陳情書を出してきました。
VEとはバリューエンジニアリングの略で、費用対効果を最大化するために検証・検討・提案する専門的な手法です。
ここでいう価値とは機能とコストの関係のことで、同じコストで高い機能が得られれば価値が向上する、ということです。
第二小建替え事業は工事発注段階にありますが、これまでの設計過程は不透明で実施設計は継ぎ接ぎだらけです。
マスタープランは地域住民を含む協議体で検討されましたが、それ以降の設計過程で当事者団体から出された階層スロープ設置の要望は、団体と市当局の交渉のみで設計方針が転換されています。マスタープラン以降は行政主導となっているわけです。たとえ行政主導であっても十分な検討がなされ、説明責任が果たせるのであればいいのですが、特定の利害関係者に影響され、独善に陥っているように見えてなりません。
着工してしまえば後戻りはできませんから、専門家による第三者の目を入れることで軌道修正を図ることのできるぎりぎりのタイミングです。