公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

メディアが生む世界の表と裏

毎年8月は、先の戦争(主に太平洋戦争)を振り返り、不戦の誓いを立てる月となっている。戦争の悲劇、悲惨さ、残酷さを、語り継ぎ、検証するために、記録映像が流され、体験談を聞く機会も多い。しかし、果たして本当に、それが反戦平和に繋がっているだろう…

最後まで説明責任に努めよ

www.tokyo-np.co.jp 「毎日全力投球できた」?少なくともここ数か月、まともな会見も開かず、国会対応もせず、現に政治空白を生んでいた。病を推して(隠して)頑張ることが立派なわけではない。その分仕事に障れば無責任でもある。まず、非を認めるべきだ。…

麻生副総理の悪態

以下に書き起こしたのは、26日放送「ひるおび!」で紹介された25日の財務省大臣記者会見の一部分であるが、まさにパワハラ。公然侮辱、名誉棄損。記者クラブや業界団体、被害者のテレビ朝日は抗議しているのだろうか?「麻生太郎」このような傍若無人で差別…

直感的に新型コロナはインフルより数倍怖い

年間死者数(新型コロナは年換算)<インフルエンザ>世界:約25~50万人、日本:約1万人<新型コロナ>世界:約160万人、日本:約2400人 世界規模の死亡者数は約3~6倍。今のところ日本の死亡者数は少ないが、だからといって、なぜ「ただの風邪」だとか「…

持続性なき大型建造物

金属は腐食するし、コンクリートは劣化する。できるだけ大きな建造物は作らないに越したことはない。木造が定期的な建て替えには一番向いている。 gigazine.net

「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」の欺瞞

「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」というのは、当事者にならない、というだけの意味か?本当に戦争の惨禍を繰り返してはならないとの信念があるのなら、自国のことのみならず、他国で起きている戦争の惨禍も見て見ぬフリすることはできやしまい。他国で起…

日本の戦後補償の不可解

gendai.ismedia.jp 日本の国民への戦後補償である戦傷病者戦没者遺族等援護法は1937年以降が対象となっている。それ以前の戦争は対象になっていない。なぜ、1937年以降の戦争だけが特別扱いされているのだろう?そして、1938年以降は国家総動員体制であった…

やるなら徹底的に!

どんな事業でも、時機を逸するれば、効果が薄れた上に費用が嵩んだり、無意味になってしまうこともある。都庁の一般行政職員は約2万人。現在のステッカー発行総数は約17万5千枚(13日)1人10件担当し、1日1件回るとしても10日で網羅できる。 やってできな…

世界を裏切る日本の核兵器禁止条約不参加

日本の本気が問われている。 日本はさんざん、唯一の被爆国として、被爆体験を語り継ぎ、核廃絶を国際社会に訴えてきた。 本来であれば、核兵器禁止条約(*1)をどこの国よりも主導していてもおかしくない。 日本国民の多数はそれを望んでいる(*2)。 …

核兵器廃絶は絵に描いた餅か

戦時下における唯一の被爆国である日本の政府は、核拡散防止条約(NPT)体制下で核兵器のない世界を目指す、と言っている。 しかし、具体的に、いつまでに、どのようにして核兵器廃絶を達成しようというのか? 核兵器廃絶を数値目標とした軍縮条約などないで…

人間力を培える大学教育に再構築せよ

diamond.jp そもそも、大学教員のほとんどは教育のプロではない。大学は、教わるより、自ら学ぶ場。としての価値の方が大きい。その中核をなすキャンパスという場が使えないのは、学生にとっては大部分の価値を失ったに等しい。場の提供以上に価値のある、本…

コロナ禍に乗じたパブリックのプライベイトへの浸食

公衆衛生上の有事にあって、行政が、本来やるべきパブリックな領域における規制や施策ではなく、個人の努力や行動変容を強いるプライベイトへの介入ばかりをしてくることが、腹立たしさや気持ち悪さの原因であるに違いない。 このコロナ禍の公共政策で不可解…

大和市歩きスマホ禁止条例の異常(違憲性)

news.tv-asahi.co.jp ゆっくり歩こうが、早く歩こうが、景色を楽しみながら歩こうが、話しながら歩こうが、他人に迷惑を掛けない限り、まったくに個人の自由だ。他人に文句を言われる筋合いはない。 大人も、子どもも、怪我をしていても、障害があっても、自…

教科書採択騒動の不毛

www.msn.com 政治的思惑の強い教科書が採択されなくてよかったしかし、大前提として、どんな教科書を使おうとも、鵜呑みにせず、自ら考え、主体的・自律的に判断し行動する、といった生きる力を育む教育はできるし、しなければならない実際の教育の質は、教…