軍事と民間の線引き
軍事研究は機密情報となるのであるから、学問研究の自由はない。
一方、学術研究の成果をどう利用するかは利用する側の問題である。
条件なしで助成するだけというのであれば(それが徹底できるのであれば)いいが、そもそも、憲法で軍事を放棄している国において、軍備強化が当たり前かの前提となっていることに違和感がある。
必要悪として『自衛力』を保持しているのであるから、軍事と民生の線引きはより明確にし、軍事が民間に侵食しないようにしなくてはならない。
軍事応用できる研究として防衛費を割り当てるなどというのではなく、軍事的価値ではなく、学問的な価値として研究費を割り当てるべきだ。
どちらにしても国家予算なのだから、どのように予算を執行するのかは政策側の姿勢が問われる。