公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

藤沢市内17児童クラブの面積は基準の3分の2!

平成26年に定められた厚生労働省令第63号『放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準』では、放課後児童クラブの専用区画(遊び・生活の場としての機能、静養するための機能を備えた部屋又はスペース)の面積は児童1人につきおおむね1.65㎡以上となっています。  
 しかし、藤沢市の放課後児童クラブは、平均1.37㎡。全62クラブ中、44クラブが基準以下。1.1㎡以下が17クラブもあります。この17クラブの児童1人当たりの面積は、基準の3分の2程度しかなく、基準よりひしめき合っているということです。  
 平成32年3月31日までは経過措置となってはいますが、元来、藤沢市の放課後児童クラブはきゅうきゅうとした環境であるのですから、早急に改善すべきところ、遅々として進んでいないことが、12月定例会の子ども文教常任委員会の私の質疑で明らかとなりました。  
 こうした劣悪な環境は、子どもにとって窮屈であるのは当然ですが、運営スタッフにとっては、狭いところで安全に過ごすための気遣いなど、負担は大きいと思われます。そうした労働条件の違いは賃金等に反映されないわけですから、現場スタッフの不満が高まっているのは容易に理解できます。  
 経過措置を隠れ蓑にせず、常に最善を目指して取り組むよう市当局に求めています。

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