核兵器禁止条約は日本の国是
米英仏ロ中5か国のみに特権的な核保有を認め、その核抑止力の下での核軍縮を目指すNPT核拡散防止条約。
核兵器を違法化して一切を禁止する核兵器禁止条約。
日本はどちらを支持するべきか。
日本国憲法に照らせば自明だ。「諸国民の公正と信義に信頼し」、軍事によらない、国際協調による平和を目指し、自ら率先して軍事を放棄した日本国憲法。
力の論理による平和、抑止力を前提とするNPT体制を支持する政府方針はこの国是に反しており、違憲である。
自己防衛のための銃の所持を権利とするアメリカ。いくら武装しても、他者を信頼できず、常に怯え、常に警戒して生きなくてはならない社会。
強者でなくてはならないという強迫観念に苛まれる不幸。
経済的にも、精神的にも不合理な、力の支配から脱却することを国是とする日本にとって、止条約兵器禁止は国是そのものではないか!