公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

感染拡大防止の疑われる本気度

 駆け込み帰国を許している時点で、政策の根拠が疑われる。
 なぜ駆け込み帰国者は隔離の必要がなく、9日以降の帰国者は隔離が必要なのか?
 本当に必要なら猶予期間など設けてはならないのである。
 経済的な影響だとか、社会が混乱するだとかで、中途半端なことをやっていて、すり抜けたリスクが元で感染爆発が起これば元の木阿弥だ。
 中途半端な政策は、アリバイ作りのためでしかない上に、無闇に混乱や犠牲を生むばかり。
 優先順位が間違っている。
 問題が現実となってからでは遅いのに、問題が現実化しなければ本格的な手が打てないようなのは、リスクマネジメントとは言えない。
 経済的な影響、社会の混乱を覚悟の上で、人命を最優先して守るための政策判断をするべきだ。


「帰国どうしたら」狂う予定、送別会は中止…突然の制限に混乱(西日本新聞