公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

議会宴会芸問題に対する市民からのメール

<2/16に藤沢市ホームページに市民から投稿されたメール>
 去年の夏に、松本市の市議ら関係者を招いた市政交流会が、藤沢市主催で開かれ、その会食を伴うホテル会場のパーティーの席で、藤沢市議会側の出し物として、公明党の3名の女性議員と1名の男性議員、市民クラブの1名の男性議員が、お笑い芸人のブルゾンちえみの持ちネタである「キャリアウーマン」を演じ、男性議員2名が壇上で唐突に上半身裸になったという話を最近になって知り、藤沢市民の一人として大変驚愕いたしました。
 学生のサークルや個人的な飲み会の席での余興ならまだわかりますが、公費(=税金)が90万円支出されており公務中であるはずです。遠方からわざわざ来ていただいた姉妹都市松本市関係者をもてなすのに、藤沢市の現役議員の出し物が、ブルゾンちえみの裸芸とは、私は藤沢市民として非常に情けない限りです。出演者はずいぶん練習されただろうし、その場の出席者で面白がって見ていた人も中に入るかもしれませんが、大勢の目の前で上半身裸になるなど、公費を使った公式の市の行事において、現役市議会議員がやるべきこととは、私個人的には到底思えません。わざわざ下品な裸芸を披露して、藤沢市の品位を落とす必要もないと思います。(他人の目の前で上半身裸になることが下品かどうかは、それを見る人によって感覚は異なるので、私個人の感じ方であると、ここであえて断っておきます)
 一方で、松本市側の出し物は、女性議員によるバイオリン演奏だったと聞いております。松本市議の高尚なバイオリン演奏に対して、もてなす側の藤沢市議の裸芸では、レベルが違い過ぎて、藤沢市民としてはまったくもって恥ずかしい限りです。おまけに、その場にいた藤沢市のマスコットであるふじキュンも、上半身裸の男性議員と一緒に踊ったというではありませんか。税金が投入された公務中に、市議と市のマスコットが、くだらないセクハラまがいの出し物で大騒ぎしたと知り、自分たちが働いて納めた税金の一部が、これらの議員の給料になっていると思うと、藤沢市民としては本当に情けないです。(他人の目の前で上半身裸になることが、セクハラに当たるかどうかも、あくまで私の個人的な感想ですが、たとえば藤沢駅前でいきなり何の前触れもなく誰かが上半身裸になったら、少なくともきっと周りの人は驚くだろうし、もし女性だったら”キャー”という悲鳴を上げるかもしれません。そして、駅前交番の警察官が飛んできて、何をやっているのか職務質問されるのではないかと思います)
 私は特定の支持政党はなく、どの選挙でも毎回良いと思った候補者に投票して来ました。しかしながら、藤沢市にきちんと住民税を支払っている有権者の一人として言わせてもらえば、多額の税金が使われている市の公式行事において、場に必ずしもふさわしいとは言えない出し物を演じた公明党と市民クラブは、来年の藤沢市議会議員選挙でも絶対に投票したいとは思いません。今回の一件で、公明党も市民クラブもイメージが非常に悪くなりました。(特に公明党は昔から割と真面目な政党だと思っていましたが・・・)

下記2点質問があります。
①公費90万円を支出した交流会での出し物に関して、藤沢市議会の現役議員がやるものとして、まったく問題無かったとお考えなのでしょうか?藤沢市および藤沢市議会事務局としての公式見解を教えてください。
藤沢市議会のHPから閲覧できる議事録の”議会運営委員会-8月29日-01号”を読むと、議会事務局参事の発言として、”90万円の公費は昼間の会議のみに支出され、その後の会食には支出されていない。会食の方は、各議員個人がその費用を全額負担した。”と読み取れる内容があります。本当にそのようなことがあるのでしょうか?これは、昼間の会議は”公務”であり、会食の方は議員の”私的な集まり”だったということでしょうか?それなら、会食の方に出席した鈴木藤沢市長や議会事務局スタッフの残業代や、ホテルからの会場費用請求内訳はどのようになっており、それに対して、具体的に議員は一人あたりいくらポケットマネーから支出しているのでしょうか?

お忙しいところ恐れ入りますが、ご回答の程宜しくお願いします。