公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

決算特別委員会が継続審査に

決算特別委員会が藤沢市議会史上初めて(←議会事務局談)議決せずに継続審査となった。

昨年度中に払われているべき賃金の未払いが発覚し(資料参照)、市当局が実態調査を10月末を目途に行い報告するとしていることから、それを受けて改めて審査する必要がある、というのが、継続審査を求めた会派の主張で、それに全委員が同調した。しかし、これから全容解明がされようがされまいが、藤沢市当局がやっていると決算報告したことに虚偽があるのは明らかで、そうした背信行為が罷り通ることのないようになっていなければならない組織としてのガバナンスが、全く機能していない事実は拭い去ることはできない。改めて審査したところで、決算報告に虚偽があること、虚飾にまみれた市政運営をしてきた事実を消すことはできないのだから、この決算認定に賛成する会派などあるだろうか?  

決算特別委員会が実態解明しなければ議決できないというのも分からなくはないが、一方で、解明できなければ議決できないとすれば、結局いつまでも議決できないということになりかねない。本来は、出された決算報告自体を審査すればいいのであって、内容に不備、不正があるのであれば否決して、虚飾を事実認定して修正した決算報告を出しなおさせて再審査するべきだと私は思います。 

https://drive.google.com/file/d/1lRLMJez-jTgbU8C49I4pWu0nBXrn9Q0L/view?fbclid=IwAR0S1HOGh9f4sgABv9FwUqJjdPdckLfc7N4b4xaF7-DYRLVimEI9fY_pqmw