公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

学校給食費の引き上げについて

藤沢市における学校給食費の引き上げについて来週月曜日議決があります。

子ども文教常任委員会でも審査がありました。 これまでも9月定例会と決算本会議質疑で問題点を指摘してきました。


 今回、私は、そもそも、物価の値上がりで使える食材が限られバラエティのない献立となっていることを理由に家庭からの徴収費を上げる、とする市の説明に関し、学校給食は食育だ、と豪語しているにもかかわらず、この間、質を落として対応していたということが矛盾であって、なぜ補正予算を組んで対応しないのか?物価の高騰で学校給食の質がころころ変わるのはおかしいのではないか?と疑義を呈しましたが、答弁は学校給食法にもとづく一般論に終始しました。

 学校給食を無償化している地方自治体も82と少なくはありません。自治体としての意志があれば無償化だってできうるにもかかわらず、徴収費が少ないからと場当たり的に質を下げたり、値上げしたり、藤沢市子育て支援、学校教育に対する姿勢を物語っています

  私(市民派クラブ)と山内委員(共産党)は反対しましたが、賛成多数で委員会としては賛成すべきものとなりました。


 9月定例会の質疑 https://drive.google.com/file/d/1hwI30_NWFFcoiZbBvtTBcaJ5xlbQOeIC/view?fbclid=IwAR1QtIsj_P9cdv4F0OX7W5Ki0QYh2mFNttU8Sobm-L-WI8-gAsfOCxiWBX0

 決算本会議質疑
https://drive.google.com/file/d/1kw6c18bB2UhQ_rkjeartEzknyb7Zv7aE/view?fbclid=IwAR0q8OZbVTz5enFsYI5e8U32RWiAutkORl8EI5OxQeCYCLzbJhZb9ThJ73o

学校給食法第11条第2項「前項に規定する経費以外の学校給食に要する経費は、学校給食を受ける児童又は生徒の学校教育法第十六条に規定する保護者の負担とする。」 最高裁大法廷判決1964(昭和39)年2月26日(民集18巻2号343頁,百選Ⅱ[第5版]146事件 http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/124/053124_hanrei.pdf?fbclid=IwAR33vkom3e9DYZYEqPZxWyQeSVbYd8Syljjf59qLHAPH9IfaXppCjvkKLU4

下の記事は参考になります。
http://blog.livedoor.jp/rain_of_tears-xls/archives/52228152.html?fbclid=IwAR3EgDO1bLiba_xoKp1xgkC1zqtN6RxESjLeAYoYkrQiLao4YquU_69MTSw