公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

逃げる勇気

各々に、命を賭してでも守らなければならないものがある、ものではある。
しかし、国民が国のために武器を取って戦う、などと言うのは悲劇でしかない。
国が侵略されたら、死なないようにできるだけ逃げるべきだし、安全に逃げられるように国民を守るのが国の役目だ。
無理に国に留まって侵略者に隷従する必要もない。
兵士も死なないように、できるだけ交戦を避けるべきだ。
侵略国は国際社会によって裁けばいい。
国際社会が、制裁を課すなどして侵略者を排除し、安全を確保してから、避難した人々は戻ればいい。
破壊されたものは元には戻らないが、元来、国も街も変わりゆく。いくらでも作り直すことはできる。
だが、失った命は戻らない。