公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

私の不戦の誓い

理想に燃え(理想などではなく当然のこととして)、理想を現実とするために(核兵器など無用の長物)、核兵器を禁止しようとする世界の潮流にあって、本来なら先頭に立つべき世界有数の確固たる理想(戦争放棄、戦力の不保持、交戦権の否認)を憲法に掲げる日本国が、唯一の被爆国で核兵器の恐ろしさを身をもって経験した日本国が、他人事かのごとく、核兵器禁止条約に署名すらしない現実が情けなくてならない。 理性を超えた自然現象であるかの戦争を無くすということより、核兵器を葬り去るということが、如何に具体的で実現可能なことであろうか!こんな、意志さえあればできることができない人類というのはなんと愚かで自滅的な存在か。人間としての基本的要素であるはずの理性はどこへ行ったのか? 有言実行、有言不実行、無言実行、無言不実行のうち、一番の不道徳であり、恥ずべきは、有言不実行である。 国家の基本原則である憲法を、理想であるとして形骸化している様は、滑稽であり、軽蔑に値する。 理想を失い、理念を失い、目先の快楽に溺れ、自堕落に陥り、人間としての尊厳を失っているように思えてならない。 理性・良識・尊厳を取り戻すために戦わなくてはならない。 (本日辻堂駅であったイベント「不戦のちかい」の挨拶で伝えたかったことはこんなことでした。)