長後地区敬老会
藤沢市議会議員 <酒井のぶたか>です。
長後地区の敬老会でご挨拶させていただきました。
ご紹介いただきました藤沢市議会議員の酒井信孝でございます。
本日出席させていただいている市議会議員の柳沢議員、平川議員、桜井議員を代表し一言ご挨拶申し上げます。
本日は敬老会の開催、誠におめでとうございます。
皆様のご長寿にお喜び申し上げます。
本日、お集まりの皆さまは83歳以上の方々ですので、私より倍以上の大先輩です。私は何歳に見えますでしょうか?だいぶ頭が薄くなってきましたので、貫禄が出てきたかもしれませんが、実は38歳です。
若輩者ですので、大先輩の皆様に何をお話すればいいのか、非常に悩ましいのですが、最近あった、ある子どものお母さんとのお話をご紹介いたします。
長いこと小学校に行けずに引きこもりがちのお子さんをお持ちなのですが、気難しいそのお子さんも、近所のお年寄りとはとても仲が良いそうです。
皆様は、遠い昔のことかと思いますが、学校は楽しかったでしょうか?
私自身は学校に行くのが楽しみで、夏休みの前などは逆に憂鬱だったりしました。夏休みが終わるのも、さぼった宿題のせいで怒られる不安に震えてはいましたが、学校生活が待ち遠しかったりもしました。子ども心も複雑です。いろんな子どもがいますから、必ずしも普通に学校に通えなくても、その子なりに学ぶ場があればいいとも思います。普通の学校に通っていない分、その枠に左右されない分、可能性にも満ちています。しかし、得られる情報が少なければ、その分いろいろなチャンスを失ってしまうリスクもあります。 先ほどのお子さんは人間関係が苦手で引きこもりがちらしいのですが、近所のお年寄りとは仲が良く、いろいろな話をして帰ってくるそうです。繊細な子どもにとって、相手が本心で向き合ってくれているのか、敏感に感じ取っているのではないかと思います。お年寄りとの交流がこの子供にとってどれほどの救いとなっていることか計り知れません。 今、多くの大人に余裕がないように思います。昨今、働き方改革が話題になっていますが、やはり、若い現役世代は仕事や子育てに追われ、余裕がありません。皆様の中にも、地域のさまざまな役を引き受けて大活躍されてご多忙な方や、生涯現役で活躍されている方もいるかと思いますが、多くの方々は現役を退かれ、それなりに時間的にも気持ちの上でも現役時代よりは余裕がある方が多いのではないでしょうか。こうした気持ちに余裕のある人が地域に多いかどうか、これが地域の力を左右する一つの要素ではないかと思います。長い人生を生き抜いてこられた皆様が、地域におられることの意味も計り知れません。 市民・有権者ということでは、皆様、生涯現役です。様々な世代が、それぞれの経験や時代感覚をもっているに違いありませんので、それぞれの良さを活かしあうことで社会をよりよくしていけると思います。市政のことや地域のことに関しましても、さまざまご意見いただければ幸いです。暮らしやすい地域社会を一緒に作って参りましょう。
最後に、本日の会の運営に携われている方々への感謝を申し上げるとともに、皆様のご多幸、ますますのご長寿を祈念いたしまして、ご挨拶にかえさせていただきます。
ありがとうございました。