公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

反緊縮は堕落の肯定

日本の国家財政は借金で維持されている。
借金で借金を返す悪循環で、借金総額は増え続け、完済する目途はない。計画もない。
いずれ踏み倒すつもりで、完済する気はないのかもしれない。
踏み倒す積りであることがバレれば信用がなくなり、それ以上借りられなくなる。
信用があるから借金ができるわけだが、その信用の根拠はないに等しい。
資源には限りがあるが、ある限りは使うことで経済は回る。
消費すればするだけ儲かる。
消費すればするだけ経済は膨らむ。
しかし、使うばかりで生産しなければいつかは底をつく。
儲けられるうちに儲け、奪えるうちに奪う。
誰かの不幸に乗じる利己的で刹那的な投資は、いずれ破綻する。
財政健全化の必要はない、などというのはあまりに無責任。
大衆迎合にもほどがある。