公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

代議制民主主義の危機

一石を投じたことに意味はある

しかし、本当に、本人が国会議員になりたくてなったのだろうか?
選挙で選ばれるということと、議員としての責任を果たすこととは、また次元が違う
議員としての職責を果たしているとは言い難い議員はいくらもいる
病気を理由に欠席する議員や、職責を全うできなくなったことを理由に辞する議員もいる
各議員の抱えている個別な事情に対し、議会側はどこまで特別扱いをするべきなのだろうか(合理的配慮が必要なのは自明)
そもそも舩後氏は、本心から病気を押してまで議員を務めたいのだろうか
個人ホームページすらなく、国政の個別課題に対する考えの発信はほぼ皆無
本人の議員としての資質が問われることなく、奇想天外な党の顔として利用されている印象が拭えない
党の政策委員だとか、顧問になってもらい、支障なく議員活動できる者がそれを活かす、というのが健全なあり方ではないのか
はたして、山本氏はこれまでも、様々な困難を抱えた当事者を政策顧問のようにして議員活動してきたのだろうか?
障害者・病者を虐待、利用しているように感じるのは私だけだろうか?
議員は得意なことにだけ関わるわけにはいかず、すべての議案に向き合わなくてはならない
そうした国民の代表としての気概が求めらる
様々な当事者の意見を吸い上げる手立ては公聴会や審議会などもある
適性にあった役割分担があって然るべきだ
病をおしてまで当事者が出てこなければならないような政治というのが情けない