公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

マスク政策の矛盾

 ジョギング時のマスクの着用には効果があるのだろうか?
 息苦しくないように布で口を覆う商品もあるようだが、息苦しくないほどに通気性が良いのであれば、普通に吐く息と大差はない。マスクをしないジョギングが危険であるのなら、マスクをしていても危険なのではないか?
 大方の非医療用マスクは、クシャミをした時の大きな飛沫を抑えるために着用が推奨されているわけだが(アベノマスクの漏れ率はなんと100%!添付記事参照)、目の粗いマスクで防げるような飛沫は、マスクがなくともそれほど遠くまでは飛ぶまい。
 人混みにあっては、いつクシャミをしてしまうか分からないから、常に着用することに意味はある。逆に言えば、クシャミをしない限りはマスクをしようがしまいが大差はない(喉の乾燥を防ぐとか、口鼻を触るのを防ぐとか、飛沫感染予防以外のメリットはいくらでもある)。
 果たして、屋外の、密集していない状況で、マスクを付ける必要はあるのか?