公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

専門家の大衆迎合が生む退廃

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感染力が増し、医療体制は災害レベルだと言いながら、
「社会を全部止めるというわけには、もう今の状況ではなかなか難しいので、感染のリスク、密集しないようなところであれば、例えば映画館を静かに行く、公園を行く、図書館、あんまり観客が声を出さないコンサートや、声を出さない、こういうようなところは感染症対策を気を付けてやっていただければいいんじゃないかと。」
と、なぜ例外を設けるのか?
中途半端に例外を設けるから、拡大解釈が罷り通り、正常性バイアスが働くのである。
いくら声を出さないようなところでマスクをしていたとしても、クシャミをすればマスクの隙間から飛沫が噴出する。マスクを着けない不届き者がいないとも限らない。
感染経路を追えない、どこで感染するかも分からないパンデミック下にあっては、性善説は通用しない。
危機感を共有しようとしながら、抜け穴まで囁くから、矛盾が生じ、説得力がなくなるのである。