公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

政府配給マスクの異物混入事例

 こちらは、私のところへ届いた未開封の政府配給マスクですが、やはり、確かに異物が見えます。

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異物混入政府配給マスク


 この程度で何かしら健康上の問題を来すことなどないとは思いますが、口に当てて使うわけですから、吸い込む恐れもあり、気持ちいいものではありません。
 しかし、よくよく考えてみれば、政府配給マスクは綿100%。
 綿は綿花から採るのですから、不純物を完全に取り除くことなど至難の業でしょう。(不織布の多くは化学繊維ですから不純物の混入を防ぐことも容易でしょうが、化学繊維はアレルギーの原因になりえますね。)
 工業製品として、この程度は許容範囲なのかどうか。
 ある程度の不純物は許容できるとしても、衛生用品であるからには、滅菌くらいはしていてもらいたいものですが、製品情報がないので、不安になりますね。

<参考>
綿を原材料とした衛生材料の種類と製品についての正しい知識 - カクイ株式会社
https://kakui.co.jp/meneizai.pdf

 

下の写真は、約10年前のウズベキスタン。毎年、子どもたちは数か月に渡って綿花摘みに動員されていた。尖った綿実の殻や枯れ枝で、子どもたちの手は傷だらけだった。こうしたウズベキスタンの児童労働は、2013年以降、ILOの監視下に置かれ、現在は行われていないと報告されている。綿花事業には、児童労働の問題だけではなく、農薬等による健康被害、地下水汚染、環境破壊、といった様々な問題が渦巻いている。 

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