公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

内向きな藤沢市議会の実態

まあ、これが藤沢市議会の実態であるわけだが、
せっかく市民から陳情が出され、異議や疑義を呈されても、それを受け止める力、理解する力、がない以上、馬の耳に念仏。

議会史編さん委員会の議事録ネット掲載を求める陳情に対しては、議会の公開のあり方は広報公聴委員会で議論しているから、との反対理由しかなかった。その広報公聴委員会の議事録もネット公開されていない。議案を付託された委員会が、別の会議で議論しているから、ここでは議論しない、というのがまともな議会のあり方か?会議は公開しているのだから、知りたければ傍聴しろ、とでも言うような態度だ。藤沢市議会は、市民に見えない水面下での手打ちが常態化しており、市民の面前で議論をする気はないのである。なんと内向きで閉鎖的な議会であることか。

議員報酬削減率の再検討を求める陳情に関しても、なぜ藤沢市議会の報酬削減は月額たったの2万円程度なのか?という陳情者の疑問にはまったく答えていないし、近隣他市とは大差がない、と極めて近視眼的。「藤沢を日本一〇〇な街に!」と掲げる議員が多いが、なんとも視野が狭い。

誠実さ、真剣さに欠け、全く中身のない陳情審査だった。

 
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