公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

財政健全化のためとしてきた消費税増税分を教育予算に振り向けるのはいい。
で、財政健全化はどうするのか?
借金財政をさも当たり前であるかのように振れもせず、平気な顔して増税の使い方をひけらかすなど無責任極まりない。
議員待遇を見直すことからはじめようと言うのは至極まっとう。平均的な市民水準とすれば良い。自分たちの給与を自分たちで決めるのに、当たり前のような顔して高い報酬を得ながら、市民に増税を求めるなど理解を得られるわけがない。
議員を含めて公務員給与を見直すことに加え、様々な既得権益者間の利益誘導による無駄の除去、そして緊縮財政による経済・社会のスリム化、持続可能性の追求・実現、、こうした観点を主張する候補者があまりに少なかったように思われ、これからの日本社会が不安でならない。
健全でない状況で、健全化の道を示さない候補者は選択しないほうがよい。が、選択肢がないのが一番辛い。小選挙区制ではどうしても多様性が失われ、議論が大雑把で荒々しくなる。