公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

藤沢市の次亜塩素酸水事業から見える市民軽視

 藤沢市が次亜塩素酸水配布事業に関するウェブ情報を更新しました。
 「本市で配布している微酸性電解水は、有効性が確認された「次亜塩素酸水」よりも塩素濃度が低いものですが、一定の効果は期待できると推定されることから、配布を継続します。」とのことです。
 「一定の効果」というのが、新型コロナ対策についてなのか、何についてなのか、極めてあいまいで無責任な説明となっています。
 依然としてコロナ禍にあるのですから、なぜ新型コロナ対策の有効性が確認された濃度以上となるように改善しないのでしょう?毎日18か所で「1か所250L」も配布しており、相当な労力と経費が掛かっています。どうせ公費を費やすのであれば、より効果のあることをするのが地方自治の責務です。
 ちなみに隣の鎌倉市では、新型コロナ対策の有効性が確認された塩素濃度35ppmより濃い40ppmの微酸性次亜塩素酸水を市民配付しています。