任に堪えない総理の本音(泣言)
知見がないから手に負えない、と言うのは、投げ出しているに等しい。
政策担当者が、専門家レベルの知見を有していることは望ましいが、必須ではない。
ただし、その分野の知見を理解できる必要はある。
少なくとも、メディアで紹介されている程度の話は理解でき、鵜吞みにせずに比較検討し、判断を下せなくてはならない。
現下、国の最優先課題は新型コロナの感染拡大を収束させることであるのに、これに集中できないで、得意分野だとの自負があるのだろうが、経済策に欲が出る。
専門家レベルの知見がないことが、いい加減な政策判断の言い訳にはならない。
最低限の知見すらないのは怠慢でしかない。
知見がないから責任は持てないというのであれば、さっさと適任者にバトンを渡すべきだ。
こういう無責任なのが、平気で責任ある立場に居座る権力の私物化が罷り通っているのがこの国の不幸であり、かつ最大のリスクだ。