公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

溢れ出る身からの錆

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「国民から疑念を招くような会食や会合などに応じたことはない」
有無を問われているだけなのに、執拗に「疑念を招くような」と枕詞を付けるのは、「疑念を招く」と自覚していることがある、と言っているに等しい。(無ければ単に「無い」と言えば済む。無いと言わないということはある。単に「ある」と言わないのは、疑念を招くことがあるからだ。)
疑われている当人が「疑われるようなことはしていません」、と言ったところで、疑いが晴れるわけがない。
疑われているのに、疑わないでください、と言っても意味がない。
悪事は、バレなければいい、と思ってやるものだ。
バレたら困ることは表に出せない。
悪事はしていません、と言い張るしかない。
誤魔化すから、余計に疑われる。
頑なに、疑念を招くようなことはしていません、と言えば言うほど、疑念は深まる。
疑念の有無にかかわらず、会食・会合の有無を問われているのだから、素直に事実関係を答えればいい。
その上で、疑念を持たれたら具体的に釈明すればいい。