公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

菅首相が自分最優先でワクチン接種

news.yahoo.co.jp

「国のトップリーダーとして真っ先に打つべきだ」と言われても、頑なに「私も順番が来たら率先して接種したい」と優先接種を否定していた。前言を翻すなら釈明するくらいの誠意はないのか?
「トップリーダーとして」というのは、特別待遇というのではなく、率先して実験台となり、国民に安心感を与える、という意味あいの方が強い。まともな各国首脳はそうして真っ先に打っているのである。危機管理の面からしても、自身の感染リスクを抑えることは、最高責任者としての当然の責務だ。
菅首相は、庶民派ぶり、一般の国民と同じ条件で順番を待つと言っておきながら、平気でそれを反故にした。
世界中が国境を跨いだ移動を抑制している中、のこのこ出歩く菅首相の姿は、国際社会にどう映るのだろうか。
日米首脳会談が決まったのも、バイデンが就任してからずっと調整していたに違いない。そうした外交上の必要性は常にありうるのに、相変わらずの場当たり的豹変。米国側の方がワクチン接種が進んでいるのだから、本当に必要な対面外交であるのならば日本へ来てもらえばいい。