公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

小康期に「新しい生活様式」は妥当か?

「新しい生活様式」は小康期においてどれほどの合理性があるのだろうか?
本当に緊急事態宣言解除の指標が正しく、本当に小康期になったのであれば、感染拡大の要素がほぼない、すなわち市中に感染力のある感染者がほぼいないのであるから、入国制限をしてさえいれば「3蜜を避ける」必要はないのではないか?
「新しい生活様式」は再燃の兆しが見えた場合の対策として備えておく、ということでいいのではなかろうか?
 
しかし、実態としては、市中感染率も定かでなく、感染力のある無自覚感染者がどの程度いるのかも分からず、見切り発車の緊急事態宣言解除であるからこそ、過度に警戒しなければならない、ということに違いない。
そうであるのなら、休業や外出自粛の要請を闇雲に解除して、自律的に「新しい生活様式」を守るよう国民に責任を転嫁するのではなく、公共政策として経済・社会活動の抑制を維持し、しっかりと第2波に備えて体制を整える、ということの方が賢明だ。

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