公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

国民を見縊る説明責任なき日本社会

密室行政、密室政治を前提、当たり前としてはならない。(紹介記事は、報道現場の論理、実情としては理解できるが、報道側の言い訳に聞こえる。)
そもそも、誰のための行政であり、政治であるのか。
公共、公的機関、税金を使っている者は、税金の使われ方を、納税者に説明する責任がある。
しかし、徴税は強制的にしておきながら、その使われ方に関しては、とりわけその意思決定過程に関しては、大部分がベールに覆われている。
白紙委任しているわけでもないのに、お任せされていると勝手に思い込んでいる。
それを前提に、ベールの向こうと国民とを繋ぐ役割が報道の大義だと言いたいのだろうが、そもそもベールがあることを前提としてはならない。
ベールで覆うこと自体が国民を馬鹿にしているし、見縊っている。
こんなのは民主主義社会とは言えない。

gendai.ismedia.jp

司法取引のようなことをして、結局、豊川市議会の大宴会について報じなかった、というのは、記事の論旨「書くべきことを書けばいいだけの話」と矛盾する。