公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

医療行政の投げ出し

www.tokyo-np.co.jp

いきなり医療行政の放棄か。
新型コロナの重症度に関する「一般の人と医療従事者の認識の差」が指摘されているが、2月の法改正で、4月以降、陽性者の原則入院はなくなり、入院患者は入院治療が必要だから入院しているはずである。
むしろ、政府は一般人と同じ認識で、重症でなければ大したことはない、とでも思っているのではないか?
ワクチンの普及で重症化する割合が減ったとしても、様々な治療法との相乗効果に違いない。重症でなければ重症化しないで自然治癒するということでは決してないだろう。
入院患者が増えて逼迫しているからといって、いきなり重症以外の入院治療を放棄するなどというのはあまりに無責任だ。
真の緊急避難であるならば許されるとしても、危機感のない常態化した緊急事態宣言下で、こんな無責任な医療行政の放棄が許されるわけがない。
あまりの人命軽視。
通常医療を守るためにやれること、やるべきことは、いくらでもある。