公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

議員に必要な最低限の資質

選挙で選ばれさえすれば、誰でも議員になることはできるが、議員はあらゆる議決で賛否を表明することが第一義の仕事であるから、それらすべてを理解できることが最低限の資質として必要である。
己の賛否を決するに際しては、自分自身で結論を出さなければならない。すべての責任は議員自身にあり、説明責任をはたさなければならない。
すべての議決事案を理解し、そこに潜在している問題を見出し、できるだけ問題を解決し、よりよい社会を目指して、最少経費で最大の行政効果を得られるようにしなければならない。
市民の代表としての議員は、市民と行政を繋ぐ役割がある。市民の声を理解し、解決するために行動できなければならない。
多様な議員がいるに越したことはないが、最低限、これらの能力がないのであれば、議員としての資質がない、と言わざるを得ない。