公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

会議録の公開度は内容に比例する?

国立市議会の会議録の公開度は都内最低レベル(※)だが、中身においても不可解な審議が多い。
審議時間は長めだが、的外れな質疑答弁に終始して肝心な本題が疎かになっていたり、呈された疑問がそのままになっていたり、休憩が多用されていたり。
議会の審議は、行政の説明責任を果たす場、果たさせる場、でもある。多様な意見が出され、互いに理解し合い、どのように折り合いをつけたのか、といった過程が重要なのである。会議録はその記録。
国立市議会の会議録からは、合意形成の過程を読み取ることができない部分が多い。
傍聴者が少なく、会議録の公開度も低いことから、長いこと市民の目に晒されることが少なかったことの弊害だろうか。
 内輪の会となってしまっているように見えてならない。
(※)4年以上前の委員会会議録をネット掲載していないから、入手するためには図書館等でコピーしなければならない。手間と時間、そして費用がとても掛かる。ホームページの会議録検索で委員会も対象としている大多数の自治体とは雲泥の差だ。