公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

微酸性次亜塩素酸水の有効性検証 望み薄

藤沢市新型コロナウイルス感染症対策として無料配布している「微酸性電解水」は有効塩素濃度10~30ppmの微酸性次亜塩素酸水。塩素濃度が低く、有効性に根拠はあるのだろうか?数日たつと塩素濃度はさらに低下する。雑菌の繁殖等、むしろ有害かもしれない。

改めて、5月28日のNITEの資料を見ると、この時点の報告では、pHと有効塩素濃度の9つの組み合わせ中、新型コロナウイルスの不活化に有効性が認められたのは<pH5.0、有効塩素濃度50ppm>のみ。しかし、これも検証した2機関で結果は割れている。

まだ中間報告だとはいうが、全体的に、有効性には疑問があるということに他ならない。

以下はNITEの資料抜粋

https://www.nite.go.jp/data/000109487.pdf

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