公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

現国立市議会事務局長の異常に長い在職年数10年目

国立市議会の現在の事務局長は今年度で10年目。

国立市の現役管理職で10年も同じ部署の同じ役職でいるのは同氏だけである。
都内26市議会の事務局長の中でも最長だ。
 
これが、国立市議会の独善的な異様さの一因だろうか。
 
地方自治は首長と議会の二元代表制であるからして、議会の事務方トップである事務局長は、庁議メンバーでもある部長級で、名誉職的色合いすらある。通常なら、市職員からの出向であるから、人事権は市長にある。10年も異動がないのは、相当に珍しい。とりわけ公務員は、リスクマネジメントや組織の活性化のためにも数年単位で異動があるから、何か特殊な事情があるのだろうか?
 
しかし、たとえ実質的な人事権が市長にあるとしても、本来の任命権者は議長なのだから、議会として要望ができないはずはない。そして、どんな事務局職員がいたとしても、それをどう使うかは議員次第だから、最終的には議員の責任である。事務局がミスリードしようとも、それを鵜呑みにした議員の責任が問われなければならない。(事務局職員の人事評価や懲戒権は議長にある。)