エゴに塗れた地方議会
世界情勢を見るにつけ、混迷の度合いが深まり、利己的な暴力が各地で噴出し、戦争の足音が聞こえてきているように思えてならない。
一方で、地方選挙は生活に密着しているとはいえ、これだけ飽食を謳歌している日本社会にあって、バラ撒き的な主張や、地盤・看板がものをいい、隔世の感を覚える。
いざ有事になった時に議会の役割は計り知れない。議会こそは民意を代表して行政の暴走を止めなければならない。(往々にして翼賛議会となってしまうわけだが)
平時から、市民社会を強固なものとし、議会制民主主義を鍛えておかなければ、いざという時にはなおさら機能しない。
ポピュリズム政治などしていたのでは、理性を失い軍拡や戦争に突き進みこそすれ、戦争から国民を守ることなどできやしない。