公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

不可解な即決契約議案の審議(2022年12月1日国立市議会本会議)

12月1日の国立市議会本会議、矢川プラスの備品買入契約議案は、その日の内に上程、質疑、討論、採決する即決議案でしたが、たまたま傍聴したところ、かなり違和感がありました。
契約議案なのに、契約内容を確認する質疑はほぼなく、プロポーザル選考時の内容やその後の交渉内容、今後の事業の在り方、といった関連質疑ばかり。契約外で企業との癒着を期待しているかの議員側からの要望や行政側の希望や想定が質疑答弁の大半を占めていた。
そもそも、わざわざプロポーザル方式を導入した買入契約議案であるにもかかわらず、行政側からの契約書に関する資料提供はなく、議会側からも要求はなかったと言う。
私が開示請求で入手した契約書類を見る限り、仕様書には盛り込まれれるべき「独創的な提案」がまったく盛り込まれていない。(前記事
 議会の行政チェック機能がまるで機能していない。