公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

防災備蓄のアレルギー対応

国立市の防災備蓄品は全体の22.4%がアレルギー特定原材料等28品目を含まないアレルギー対応となっているそうです(2022年09月02日の議会答弁)。
担当課に確認したところ、この意味するところは、すべての避難所で同程度の割合となっている、とのことです。
しかし、国立市は地域住民のアレルギー対応ニーズを把握していないため、必要とする人の偏在により、避難所ごとに対応に差が出るのは必至です。
アレルギーも多様です。対応を誤れば死に至る場合もあります。
そもそも各避難所の備蓄品は定員の1.5日分程度しかないとのことで、それ以降の支援物資で必要な対応がとられるのかも不安があります。
とりわけ特殊なケアを必要とする人に関しては、自己申告を受け付けるなど、平時から把握に努め、有事の対応から取り残されないようにしておくことが必要です。