公共政策の倫理学(旧地方自治の倫理学)

元藤沢市議酒井信孝のブログです。

人権

行政論理で市民全体の利益を奪う暴挙

www.facebook.com 「衛生管理上の理由」とはいったい何のことか? 再整備したばかりで、公衆衛生上の問題があるとすれば大問題である。 一部の利用者の利用の仕方が不衛生であるのなら個別に対処すればよい(罰則付きの「藤沢市きれいで住みよい環境づくり条…

被害政府の責任

戦地から市民を避難させるのは政府の使命だ戦地における市民(特に子供)の犠牲は、その責任は被害側の政府にもある国民の愛国心を煽り、国民に総動員を課すような国は、個人を蔑ろにする全体主義国家に他ならない(総動員で戦うという発想自体が狂気の沙汰) …

過去の体罰事案にも向き合え

news.yahoo.co.jp 学校現場で受けた教員からの理不尽な仕打ちへの怒りの声が多々寄せられている。 例え過去のことであったとしても、被害の訴えがあれば調査して、事実関係が認められれば、被害者への謝罪はもとより、組織として処分するなり、研修を受けさ…

反省なき悪人

罪を憎んで人を憎まず、良心を信じたいしかし、当人は、罪を自覚し、一生罪を背負うべきだ罪に向き合わない自分に甘い者ほど、過ちを繰り返す

嘘の塊

詐欺師は、息をするかの如く嘘をつき、他人を貶める軽々しく約束し、平気で破り、善意の被害者を翻弄し、疲弊させ、心を蝕む害悪以外の何ものでもない

公私混同

民主主義が未熟な社会ほど、愛国心だの郷土愛だのを声高に叫び、人々を隷従させる公共が、愛などというプライベートな心情を押し付ける気持ち悪さ、個人の尊厳の無視・毀損に気が付かない横暴さ社会の第一義は、個人に犠牲を強いることではなく、互いを尊重…

無責任の罪

一市民に過ぎなくとも、社会の構成員としての、社会に対する責任がある無関心・盲目的従属は無責任でしかなく、むしろ加害責任がある権力の暴走は利己主義の帰結だ

生きているという前提

人は自分を切り離して世界を想像することができない 想像している自分は想像している主体として常にあるのだから 命を懸けて成し遂げたいと言う人は、死んでも構わない、などと本心から思ってはいない 何かを成し遂げたい人は、生きていることが前提となって…

国と国民の関係性

教訓は活かさなければ意味がない 国は国民を守るためにある 国民は国のコマではない 国民に国を守らせてはならない(国民に国を守る義務などない!) 当然、民主主義が機能している限りにおいて、国の在り方は国民が決めるのであるから、国民には国に対して…

死者に向き合う責任

本能的に死体は見たくないものではある。 とりわけ日本社会では極力目に触れないようにされている。 戦争報道で、死者の数が積み上がっていく。 日本メディアでは、ほとんどの場合、死体が映る場合はボカシが掛けられているか、死体袋に入っている。 言葉で…

命を投げ出す価値などない

領土のために命を投げ出すなど馬鹿げている。 領土は奪われても後で取り返せばいいが、失った命は戻らない。 しかし、恐怖・力を用いた実効支配が罷り通り、一度奪われたら戻ってこない現実がある。 利己主義が人間の尊厳を踏み躙り、命を浪費させている。 …

日本ODAの罪

日本のODA対象国の大半は非民主主義国だ。 非民主主義国の大半は、国民の基本的人権を侵害している。 内政を度外視する日本のODAは、こうした非民主主義国の体制維持に都合よく、少なからず加担しているのである。 (ODA) 政府開発援助(ODA)国別データ集2…

主権剥奪の必要性

国家主権の名の下に、何をやってもいいわけはない 内外に非人道的な国家運営をする政府に対しては、国際社会として内政に干渉し、主権を取り上げるべきだ

ロシアの瓦解

殺人国家と化したロシアをこそ、主権を停止し、武装解除しなくてはならない

殺人は正当化できない

戦闘において殺すのと、捕虜を殺すのと、何の違いがあるのか? どちらも意図的な殺戮であるのに違いはない。(相手が抵抗できるかできないかの違いはあろうが、抵抗できる相手であれば殺してもいい、ということにはなるまい。) 逃げられない状況で反撃する…

国家主権の資格

独裁は他国にとっても脅威だ犯罪組織と化した国家に国家としての資格はない国家による人権侵害には国際司法が介入できる仕組みが必要だ しかし、それほど単純ではない。 現実社会は多様で複雑。 画一的な国家の理想像など存在しない。 少なくとも、民主主義…

腐敗の中の希望

拘束された人たちの人権は守られているだろうか? 恐怖に支配された腐敗社会の直中で、命懸けで声を上げる有為な人々の、無事であることを願ってやまない。 報道したからには、その後どうなったのかまで、追跡して続報せよ! www.sankei.com news.tv-asahi.c…

ナショナリズムが生む疎外感

ソ連時代に強制移住させられた人々やその子孫の多くは、ソ連崩壊後もその地で生きている。 独立した国々は、国家としてのアイデンティティを確立するためや、独裁体制を敷くために、民族語のみを公用語とするなどナショナリズムを強めた。 ソ連時代の公用語…

逃げる勇気

各々に、命を賭してでも守らなければならないものがある、ものではある。 しかし、国民が国のために武器を取って戦う、などと言うのは悲劇でしかない。 国が侵略されたら、死なないようにできるだけ逃げるべきだし、安全に逃げられるように国民を守るのが国…

見て見ぬフリが増長させた悪魔

各々のナショナリズムが生んだ憎悪の歴史があるには違いない。 ウクライナに限ったことではなく、世界各地で国家権力による人権弾圧や虐殺が繰り返されてきた。 内政干渉だとか、経済合理性だとか、拒否権だとかで、国家犯罪が見過ごされてきた。 国家の名の…

恐怖政治

独裁は独裁者だけによって可能なわけはなく、それを支える体制が出来上がっているのである。 恐怖政治に加担している内外の膨大な人々は、加害者でも被害者でもあるが、体制とは運命共同体。 一度加担した共犯者は、自己保身のために、容易には離反できない…

世界は不条理に満ちている

理性ある相手に対しては、非暴力不服従こそが最良の武器である。 理性なき相手は、相手にせず逃げるのが賢明である。 しかし、そもそも、独裁を生むような民主主義が機能していない国の主権は剥奪し、独裁者の犯罪行為は国際法で裁くような枠組みが必要なの…

ロシア国民はプーチンと言う存在に責任を持て

ロシアは、ウクライナにおける殺戮行為・国家犯罪を直ちに止めろ!ロシア国民全体の責任として、戦争犯罪人たるプーチンを弾劾し、投獄せよ! Россия должна немедленно прекратить убийства и национальные преступления против Украины! Объявить импичмен…

国民総動員の悲劇

ウクライナ大統領は国民総動員令を出した。 希望する国民には武器を支給するとも言っている。 正気の沙汰ではない。 国民の命を守るのが国の役目なのであって、国民の命を盾にしてはならない。 命を投げ出してはならない。 徹底抗戦などするべきではない。 …

心の貧困

この国の貧困問題の大部分は「心の貧困」なのだろう思い遣れず、支え合えず、見て見ぬフリ物や金を配ったところで問題解決にはならない

強者欲の利己主義

軍事にしても、経済にしても、強者でいなければ安心できない、満足できない、などというのは、利己主義でしかない世界の大多数の人々は、強者でなくとも、尊厳を持って生きている力の張り合いに執着して殺し合うほど愚かなものはない

コロナ禍の優生思想

東京都立大学・谷口功一教授の朝生発言(2022/01/29) http://jcc.jp/anohito/matter/12828/ 「世代間という話で考えた場合に、若い人にとっての1年間と高齢者の1年間というのは同じ価値があるものではないという考えがある。俗説で言われる法則で、5歳の…

相対的貧困と絶対的貧困

相対的貧困と絶対的貧困は混同されがちだが、深刻度や抱える課題はまるで異なる。 相対的貧困とは、世帯の所得がその国の等価可処分所得(世帯の可処分所得を世帯人員の平方根で割って調整した所得)の中央値の半分に満たない状態。 日本の場合、2019年の国…

日本人は世界平均の何倍か

日本人は世界平均の何倍か 日本国民の平均的な生活水準は世界平均に比べれば相当に高い。 国全体としては大いに恵まれている。 問題は格差だ。 国全体としては十分に富んでいるのに、困窮して喘ぐ人が少なからずいるのは、公共政策の怠慢に他ならない。 財源…

日本国憲法の自己撞着が生む皇族の悲哀

小室眞子さんは、皇族に生まれたくて生まれたわけではない。 たまたま皇族に生まれたというだけで、30年もの間、皇族であることを強いられ(15歳以降は本人の意思に基づき皇籍離脱できるとはあるものの)、皇族として務めてきたことへの対価として、1億5千万…